
RJ01594082
役立たず聖女と捨てられた私を、最強騎士団長だけが迎えに来ました――追放先から始まる過保護な同居生活
琥珀
聖女フィオナ付きの書記兼世話係として宮廷で働くリゼットは、いつも半歩下がって生きてきた。 華やかな奇跡を起こすこともできず、貴族の後ろ盾もなく、できるのは気配りと記録、それからほんの少しだけ、人の苦しさを和らげるような微弱な祈りだけ。だから“役立たず聖女”の烙印を押されたフィオナと一緒に、自分まで捨てられたときも、驚くより先に「やっぱり」と思ってしまった。 そんな二人を迎えに来たのは、王国最強と名高い黒曜騎士団長ヴァルハルト。 宮廷では冷酷と恐れられる男なのに、彼は追放されたリゼットたちを黙って庇い、自らの邸へ連れ帰る。そして始まるのは、やけに距離の近い保護生活。食事、部屋、外出、眠る時間まで管理されるような毎日に戸惑いながらも、リゼットは少しずつ気づいていく。彼が守っているのは“かわいそうだから”ではなく、自分にしかできない役目があるからだと。 実はリゼットの祈りは、騎士たちを蝕む呪いを静かに鎮める希少な力だった。 しかもそれは、近い距離で、心を許した相手にしか届かない。ヴァルハルトが彼女を手元に置きたがる理由。宮廷がフィオナたちを切り捨てた本当の理由。すべてが繋がったとき、リゼットは守られるだけの侍女ではいられなくなる。 追放先から始まるのは、ただの同居生活ではない。 拾われ、守られ、甘やかされながら、自分の足で“ここにいたい”と選び直すための恋と救済の物語。 -------- この表紙はAIによる画像生成で作っています。
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