彼女色に染められる cover

RJ01375126

彼女色に染められる

まるぼろせったー

大学のゼミにいる先輩。  いつもゼミ室で見かける彼女は、  無口で物静かで、どこか物憂げで、  とても字のきれいな人だった。 「……きれいな指、ですよね」  二人きりのゼミ室で、初めて声を掛けられて。  それから僕は先輩を目で追うようになった。  少しずつ話をするようになって。  気が付けば好きになっていて。 「好きです……先輩のことが……」  先輩が就職活動でゼミに来なくなる最後の日。  ぼくは人生で初めての告白をした。  先輩の返事は一言だけ。 「……私、普通じゃないから……」 「優しくされても、感じないの」 「動けなく、されて……叩かれたり、とか……  首とか、締められたり……乱暴に、されないと……」 「それでも、私色に染まってくれる?」  先輩の言ってることは分からなかった。  僕は先輩を繋ぎ止めるために、  震える声を絞り出して答えた。 「お……教えて……もらえ、たら……」  それこそが、先輩の求める答えだった。  僕を彼女色に染める答えだった。  気が付いた時には、もう遅く。  僕は先輩に誘われるがまま。  どうしようもなく、彼女色に染まっていく――

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#学生#先輩/後輩#年上#色仕掛け#日常/生活#しつけ
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